26Jan
その技術で通用しますかね?
国家試験合格で安心してはいけないんですよ!
これから鍼灸学校を卒業するみなさん、在学中のみなさん!
ゴールってないんですよ!
はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の国家試験まであと1カ月となりました。
試験に向けて、否が応にも勉強に力が入るころかと思います。
また、鍼灸学校在学中の方も、来年を見据えて心を新たにすることかと思います。
さて、国家試験を前にちょっと気が早い感じもしますが、合格後のことを考えてみましょう。
合格発表の後、免許が交付され、晴れて業務につく許可が下りることとなります。
もちろん、鍼灸学校は卒業していますので、これから仕事としてプロとしてやっていくわけです。
「やっと、自由にやれる!」と思うのか?
「学生って身分じゃないから、下手なことは出来ない!」と思うのか?
どのようなマインドなのかは、人それぞれです。
国試合格という事柄の意味を考えてみてください。
鍼灸学校で、国の指定する修業年限を修め、臨床についての知識レベルが一定の基準にあるという証明を得ただけなのです。
技術は、修業年限の間に身につけたであろうという見込みも入っています。
この事実は、客観的にみて当然のことです。
そして、残念ながら、年々、新卒者の技術レベルは低下の一途であるというのも、感じざるを得ない状況です。
その原因は、鍼灸学校が国家試験合格第一主義に陥ったためです。
これは、入学者の確保のための担保として、謳い文句にするためです。
言ってみれば、多くの卒業生が、学校ビジネスの恰好のターゲットと化したということ。
学校でいわれる通りにやった結果、役に立たない技術レベルに甘んじてしまった人々が増えたということです。
実際に患者を目の前にしているとします。
何から始めて、どのような施術をして、どんな結果にするべきかのビジョンは明確にできますか?
鍼灸師で一人前になるというのは、国家試験合格がスタートラインであることを自覚してください。
和ら会・真和塾では、スタートラインの方、それ以前の方も含めて技術的サポートが出来る用意をしております。