戸ヶ崎正男先生の 日本伝統鍼灸技術習得【経絡按摩・触診・望診・医療面接】日本伝統医療の思想と医療のあり方を深める会です。

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和ら会(やわらかい)

和ら会真和塾へ参加している学生の皆様へ 学校との兼ね合いが難しいですよね!

和ら会真和塾へ参加している学生の皆様へ

学校との兼ね合いが難しいですよね!

特に、似たような内容は区別が大変ですね。

 

考えてみれば2種類をこなすのは、確かに大変です。

短期間にいろんなことを学ぼうとするのですから、当然と言えば当然なのですがちょっと私の経験を交えながら…。

 

先ず知っておいていただきたいのは、真和塾の経絡按摩は、鍼灸の診察に特化した内容であるという点です。

最も効果的な治療点を探す訓練は、鍼灸治療にとって最も大切なことです。

経絡按摩で培った感覚は、切経探穴でもそのまま生きて、やがて鍼灸技術に応用できます。

 

例えば、経絡按摩で効果的に響きを生み出して楽にさせられるなら、その方向に沿って鍼をすれば、按摩より早く効果を生み出すことができます。

さらに形態特性を掴んでいれば、効果的な鍼の手技が雀啄なのか?旋撚なのか?あるいは灸を使うべきなのかが解ります。

残念ながら、学校で習うタイプの按摩術は、此処までの理念も体系を持っていません。

手技療法完結型の按摩をやっていては、鍼灸への道はさらに遠くなる一方なのです。

 

例えは悪いかもしれませんが、戦争の手法について考えてみます。

首都機能を混乱させるのに最も良い方法は何か?

中枢やライフラインを破壊すれば早いのです。

すなわち、誘導ミサイルで目標を定めて、ピンポイント攻撃をするのが一番効果的なわけです。

ところが、昔ながらの爆撃機による絨毯爆撃は、大量の兵器が必要な割に、攻撃ムラが出てしまいます。

ここでは、一番の要所を効果的に叩くことが最も効果的なのです。

 

物騒なたとえで恐縮ですが…。

経絡按摩や切経探穴は、ピンポイント攻撃である、鍼灸のための情報収集です。

手技療法完結の按摩は、そのものが絨毯爆撃です。

どちらが能率的かは、明らかですね。

 

私は、鍼灸学校時代の按摩を卒業後も仕事でも使っていました。

しかし、鍼灸に特化した経絡按摩でなく、手技療法完結型の按摩だったため、それ以上の発展は暫く無かったのです。

 

ある時思い出したのは、鍼灸学校時代の恩師、故伏見富士子先生の言葉です。

「私が今、皆さんに教えているのは、治療の基本となる内容です。」

「これは、将来、名人と言われる人に出会って教えてもらうとき、恥ずかしくないようにという内容です。」

「基本ができてない人に、名人は教えてくれませんからね。」

「本当の名人に出会ったときは、その人の教えを吸収できるようにしておいてください!」

 

つまり、伏見先生のフォーマットを崩しても良いから、最良の方法に出会ったら、それを選択しなさいという意味です。

鍼灸学校時代には、柳谷素霊方式、伏見式と習いましたが、患者が治る最良の選択をするという思想だけは、各先生の教えを受け継いでいるつもりです。

それで、私にとっての現在の名人は、戸ヶ崎正男先生その人なわけですね。(あえて言うなら、将来は解りませんね。多分無いか?)

 

真和塾の経絡按摩と切経探穴は、鍼灸治療のための診察へ発展するためのプログラムです。

これは、身体診察のための最も基本的な内容で、これをわからずして治療は成り立たないと言っても良い内容です。

これは後になって、四型分類や体癖、任督中心療法に結びつけるのに、最短の選択なのです。

 

正直、このことを理解するだけで卒後2~3年は、時間を浪費しました。(いまほどの条件整備が無かったからですが…。)

現在の受講生がうらやましいですね。

 

さて、そのようなわけで、大変でしょうが頭を切り替えて、学校と真和塾をうまくバランスを取ってください。

修行というものは、どの世界も甘くはありません。

 

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