15Nov
技能向上に必要なのは?
心技体とそれぞれに必要なものがあります!
言い尽くされてきたことながら、再確認しましょう。
心技体という言葉は、言い尽くされ、聞き飽きている方もおいででしょうが、もう一度確認します。
心というのは、勿論、素直な心ですよね。
実態を虚飾せずに、ありのままに捉えることでしょうね。
セミナーで恥をかいても良いのです。
患者の前で恥をかかなければ良いのです。
これを割り切って臨むと、技能の飛躍的向上が見られます。(筆者の実感です。)
技なのですが、技能向上のための技ですから、手技の技とは別の技の領域です。
まずは、真似が上手になることです。
これこそは、セミナーの技術を身につけるための技でしょう。
また、真似をするためには、観察力も大切です。
洞察力に近い観察力とでも言いましょうか…。
大人ですから、理屈なしに真似できるほど素直な人はいないでしょう。
適切な理解ができるように質問はしてくださいね。
体については、先ずは継続練習ができる体力。
そして、技を身につける「体構え」ができる体力。
この体力ですが、通常の運動能力とは一線を画します。
私の実感から言うと、反復収縮の筋力運動というよりは、等尺性運動の継続要素(持久力)が大きいように思います。
最近、個人的に筆者は他流試合に出掛けています。
他流派というよりは他分野に近いところへ出かけて、業界の実態を捉えようという個人的な思いからです。
正直、現在見た範囲での感想は、ある面で高度な知識をお持ちの治療者がいる反面、本質的な面でいえば稚拙と言わざるを得ない実情です。
もう少し詳しく言うと、専門用語に長けていて、現代医療やスポーツ分野の他分野との情報交換には融和性があるのです。
しかし、治療自体の中身や実態把握・本質の理解については、意外なほど捉えられていないのです。
具体的には、いろんな事例を示せますがそれはキリがないので伏せます。
総じて感じるのは、鍼や灸を施すべき体表の観察を疎かにしては、技の選択・鍼の選択が疎かになるということです。
和ら会真和塾には常識的なことですよね。
意外と業界内で、これが出来ていないのですね。
そんな意味では、真和塾で受講している方たちが、未来の鍼灸界を牽引する人材になるであろうことは確信できました。
未知の感覚を鍛錬することは難しいでしょうが、身につけると類い稀な鍼灸師になれる筈です。
この先も、そんな環境にいることを頭の片隅に置いて鍛錬に励んでください。
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