13Jul
初診時の治療はあくまで慎重を期したほうが無難である。決して独断的な治療を行ってはならない。はじめての治療は次の治療のための試しぐらいに考え、刺激量はできるだけ少なく行い、2回、3回続けて治療するうちに患者の刺鍼に対する感受性がわかるとともに、適当な刺激量もはっきりしてくる。その上で術者の思うような治療を進めた方が安全である。 中略 効果を期待するよりも刺鍼によって悪くしないように細心の注意と慎重な心構えが望ましい。 これは、今読むと、「最初理解できないんだよね」というふうに読めます。いや実際にそうなんです。 また取穴と反応では(P28〜)、経穴部の反応を「硬結」「陥下」「圧痛」「緊張」に分類されています。
これを目標に取穴し病気の経過とともに変化するとしている。 はり治療を完全に行うためには、経穴の触診ということが非常に大切である。 経験を積むに従って、いちいち患者に聞かなくても、経穴の変化がよく分かるようになる。としています。 注目すべきが科学派の先生たち(今は科学派って言わないかもしれないですね。)もツボの位置ではなく触診を重視し反応点を病態反応として認識しているのです。 でその反応点を変化させることでカラダが変わるということ。 古典派の先生方はツボの虚実を補瀉することで変化させる。 「秘法一本鍼伝書」や「はり入門」にしろベースには「効果的な場所」に使用することが、この本にかかれていることが再現率に繋がります。 ただこの「反応点」は、最初は教えられても本に書かれているイラストようには手では分かりません。 経験を積むと触ったときの風景がガラッと変わります。イラストのように「硬結」「陥下」「圧痛」「緊張」を判断できてきます。 でもそのうち出来るじゃなくて、もう少し加速して学べないのか? 皮膚の固さや柔らかさ、筋肉の固さや柔らかさ。 それに対応した適圧の導き出し方。 その中の問題点。 まずは適圧が出来る(経絡按摩)ようにして異常なツボを探し(切経探穴)、適切な鍼灸の方法を導き出す(四型分類)を身に着けるための勉強会が和ら会真和塾です。 まずはやってみなはれ。 ]]>